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アジャイルソフトウェアマネジメントを考える - その

◆ソフトウェア開発は科学のどの段階にあるのか?◆

現在、ウィークリーマガジン”Quality Software Weekly"で、ソフトウェア
パターンのトピックスを扱っています。

ところで、書籍”アジャイルソフトウェアマネジメント”にソフトウェア開発は
「科学としてどの段階にあるのか?」というトピックスが紹介されており、
ソフトウェアパターンは、ソフトウェア開発が科学の中間段階にあることを
示しているとあります。

いわく、Goldratt氏の主張として、科学には3つの進化段階がある。

フェーズ1:分類

命名法が討議され、次に合意されるフェーズ。

対象分野に何が構成要素として含まれているかを正確に討議する。
そして、要素や原則の名称について合意する。

たとえばXP,SCRUM,FDDの一部には内部命名法があるが、
統一された命名法に関するアジャイル方法論の合意は
まだなされていない。

つまりアジャイル方法論はまだ分類段階だということですね。

フェーズ2:相関関係

これは任意の方法が実際にうまくいくことを示す裏づけとなる
証拠がある場合のフェーズに対して命名したもので、パターン
認識のフェーズだ。

例えば、オブジェクト指向分析は、UMLによる命名法についての
合意で分類段階を終え、1990年代はじめのパターンの出現に
より、相関関係がはじまっているとみることができるという例示が
あります。

フェーズ3:因果関係

この段階では、理論を仮定し、結果を測定し、理論の正当性が
証明されていることを意味します。

例えば、ニュートンはなぜりんごがまっすぐに落下するのかを
証明したといったようなことです。

また製造業では過去30年にわたって多くの因果関係を解明
することによって科学の最終段階に進化してきた。

ここでも製造業の科学をソフトウェア開発に適用することに
よって、結果を予測し、効果を測定することができるように
なり、ソフトウェア開発も科学の最終段階に進化することが
できるとの示唆があります。

そして因果関係に進化させるための手段は・・・

スタートポイントとして、まずはそのソフトウェアに関する
アイディア、つまり顧客の要求を、ソフトウェア生産システムの
在庫、すなわちインベントリとして扱うという考え方から
始まるのです。

さすれば製造業の因果関係の科学を適用して、インベントリ
の削減によって収益性を全面的に改善することを
予測することが可能になる・・・

ではインベントリをどうやって構成するのか・・・

これもQuality Software Weeklyで扱っている話題です。